「可愛い」で選ぶのは危険?犬の純血種・ミックス交配の遺伝的リスク

人間の医療現場で数多くの患者を診てきた高橋医師と、動物医療の第一線で活躍する廣田獣医師。日々の診療の合間に交わされるお二人のメールからは、医療の垣根を越えた重要な気づきが見えてきます。
今回は、ペット業界で問題視されている「純血種やミックス犬の交配事情」と、それに伴う遺伝的な健康リスクについてのやり取りをご紹介します。

ペットの純血種と交配に潜むリスク

高橋医師
動物の犬種や猫たちの種類で、病気の偏りなどがあればぜひ教えてください。

廣田獣医師
犬や猫の純血種には、異常な交配も関係しているのか、かかり易い病気については獣医療でも問題になっております。
最近は特に犬に多いのですが、純血種×純血種=雑種(ミックス犬)を高額な価格で販売するペットショップも多く見られます。

かかり易い病気×かかり易い病気の犬種の交配がおきるわけですから、場合によっては非常に病気の可能性の高い犬種が販売されていることになります。モラルも常識もない世界になっております。

売る方も問題ですが、購入する方も問題なのです。一生健康な状態が保てる犬種かどうかではなく、見た目が可愛いからと購入してしまうのです。むしろ、最近は少なくなりましたが、昔ながらの一般的な雑種犬の方が健康状態を維持できているような感じがいたします。

高橋医師
ペット業界の商品化された子たちは気の毒ですが、折角生まれた大切な命なので、病気になりにくい方向に導いてあげたいと感じました。
そのためには「個々に合った食事」はとても大切であり、本来の生きる機能を確保し続けるアドバイスをしていきたいです。

見た目の可愛さの裏にある遺伝的リスクについて、専門家ならではの視点が見える意見交換でした。折角生まれた大切な命を病気から守るために、その子に合った食事を見つけてあげることが何より大切ですね。

 

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