【イロイロこばなし】〜栄養相談日記3 「甘いものをやめるには」

2022.11.17

毎日甘いおやつを食べる習慣があったAさんですが、自分の不調が血糖値の急激な変動によるものだったことを理解し、食事とおやつを変えることで見事に断ち切ることができました😊✨
今では職場で周りの人が甘いおやつを食べていてもそそられず、自分は持参した栄養たっぷりのプロテイン入りエナジーボールを食べて元気に最後まで仕事をすることができているそうです。

仕事の合間に同僚に飴を渡されると「私はいらないよ、そういうの食べない方がいいよ」と断っているそうですが、以前の自分と同じような症状で体調が悪い同僚が多いので、早く低血糖症のことを知って欲しいと言っておられました。

食事の代わりに大好きな甘いパンや菓子を食べて幸せホルモンに満たされている方は「甘いものをやめるにはどうすればいいのかわからない」と仰います。
まず食事をしっかり食べて、間にお腹が空かないようにすることが大切です。朝食を食べないと昼食後に血糖値が急上昇してしまうことが分かっています。急上昇した血糖値を下げようとインスリンが大量に分泌されて今度は血糖値が急降下し、空腹感と共に異常に甘いものが欲しくなってしまいます。甘いものをやめるには、急激に血糖値が上がらない食事を規則正しくしっかり食べることが第一歩です。

甘いものからエネルギーを得ていた糖質依存の体の人は、どうしても血糖値を維持する機能が働かず低血糖になりやすいので、おやつが必要です。
お腹が空いた時のためにエネルギー源となる脂質やタンパク質、少しの糖質を摂れるもの、そしてそれを有効利用するためにビタミンB群やミネラルが摂れるおやつをあらかじめ用意しておくとよいと思います。
Aさんはプロテイン入りエナジーボールが手軽で満足感がありとても良いと自分でも作っていますが、野菜をたっぷり入れた米粉のおせんべいや食べる小魚、ナッツ、枝豆、甘くないグラノーラ、無糖の豆乳ラテ、信州あおぞらみーるのサプリクッキー・マフィンなどおすすめです。

人工甘味料は砂糖よりも強い依存性があり、ますます甘いものが欲しくなりますので、糖質ゼロ、カロリーゼロと書かれている商品でも注意が必要です。

そして意識したいのが甘いものが大好きなカンジダ菌の存在です。甘いものがやめられないのは腸内のカンジダ菌が生き延びるために脳をコントロールして甘いもの依存にしているとも考えられています。カンジダ菌が好きな甘いものを避け、口腔内で増殖しないように歯と歯の間を念入りに歯磨きしておくと間食の予防にもなります。

自分でお料理をするようになったAさん、次は「調味料の選び方について」のお話です😊

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