季節の酵母でつくる自然のパン──上田市「麦の笑」を訪ねて
2026.07.09
以前ご紹介した「自然食品の店 のうのう」のお隣にある「パン屋 麦の笑(むぎのえ)」。上田市塩田平の静かな住宅街にたたずむ店内には、カンパーニュやバゲットなど、素朴で味わい深いパンが並んでいます。
移住と修行を経て、この場所で10年目
お店の扉を開けると、パンの香ばしい香りとともに、丁寧に積み重ねてきた時間が伝わってきます。店主の奥さまに、この地でパン屋を開くまでの歩みを伺いました。
「私は東京都の出身で、15年前にパン職人の夫と埼玉県から移住しました。長野県に来たのは、上田市の自家製酵母パンのお店で修行するためです。夫はこれまでにいろいろな店舗で修行してきて、フランスでパンを焼いていたこともあります。独立後は別の場所でお店を開いていましたが、のうのうさんのお隣に移ってきて、今年で10年目になります」
自家製酵母と地元食材が生み出す、香り豊かなパン
麦の笑のパンは、自家製酵母を使ったハード系が中心。小麦粉は長野県産の小麦・ライ麦を主に使用し、素材選びにもこだわりがあります。
上田市内の果樹園から届く減農薬栽培のリンゴやブドウ、そして、のうのう農園で育った無農薬・無化学肥料のお野菜。さらに、沖縄県産のシママース塩やきび砂糖など、体にやさしい素材を厳選して使っています。
驚いたのは、酵母が季節ごとに変わること。果物・野菜・ハーブ・花など、旬の素材から酵母を起こし、その香りや風味がパンに生きています。伺った日は、リンゴ酵母とレーズン酵母のパンが並んでいました。
「目指しているのは、体にやさしい素材でつくる料理に寄り添うパンです。パンが主役というよりも、料理や素材を引き立てる存在でありたいと思っています。夫の一番の自信作はフランス仕込みのバゲットです」
地域住民が憩う、カフェスペースと交流の拠点
店内には小さなカフェスペースがあり、のうのう農園の無農薬野菜を使ったパンランチが楽しめます。オーガニックのコーヒー、紅茶、ハーブティーなど、飲み物も体にやさしいものばかり。
さらに、地元作家さんのハンドメイド作品も並び、地域の方々がふらりと立ち寄り、会話が生まれる温かな空間になっています。
自然の恵みと優しい素材でつくられるパンは、噛むほどに味わい深く、心までほぐしてくれるようです。最近はオンライン販売も始められたそうで、遠方の方でも麦の笑のパンを楽しめるようになりました。
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地域の食材を大切にしながら、丁寧にパンを焼き続ける「麦の笑」。そのパンには、季節の恵みと、ご夫婦のまっすぐな想いが込められていました。
食は、心と体を整える大切なもの。
信州あおぞらみーるでは、これからも“食と健康”をテーマに、安心して食べられるもの、そして食べるよろこびをお届けしていきます。
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□ 商品ラインナップ
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