【長野・松本】本来のからだと心を取り戻す「着る薬」。自然の恵みと手仕事が息づく「詩おり」

2026.10.22

毎日口にする食材や、食卓を彩る無農薬の野菜たち。日々の暮らしの中で、少しずつ「本当に心地よいもの、体が喜ぶもの」を選びたいと考えている方も少なくないと思います。 「食」の安全に気を配るのと同じように、毎日直接肌に触れる「衣」にも、同じくらいの優しさを向けてみませんか。

今回ご紹介するのは、長野県松本市の歴史ある浅間温泉にひっそりと佇むお店「詩おり」。

扉を開けると、そこは自然のエネルギーがふんだんに詰まった、心と体を優しく包み込んでくれる空間が広がっています。 自然素材の衣や布ナプキンを通して、「肌に触れるものの大切さ」を教えてくれる店主の温かい想いと、古来から伝わる暮らしの知恵をお届けします。

100年杉と麻炭が優しく包み込む。ただ、いるだけで整う空間

お店に一歩足を踏み入れると、思わず目を閉じて深呼吸したくなるような清々しい空気に包まれます。
 
その秘密は、空間全体に施された店主の深いこだわりにありました。 お部屋には空間の波動を整えてくれるといわれる「麻炭」が使われており、外の喧騒を忘れて心がすーっと静まっていくのを感じます。
 
さらに目を引くのが、お部屋に置かれた立派な「100年杉」の板です。畳の上に敷かれた、人がゆったりと寝転がれるほど大きなこの杉板は、特別なマッサージなどをしなくても、ただそこにいるだけで私たちを深いリラックスへと導いてくれます。
店主のお話によると、木材にはそれぞれ異なる役割があるのだそう。 お話の中で「杉の空間では気が緩みすぎてしまうため、能を踊る方は杉の舞台では踊れないんですよ」という興味深いエピソードをお聞きしました。
 
能の舞台など、緊張感や集中力が求められる場所には「檜(ひのき)」が向いていて、反対に寝室やリビングなど、心身を緩めて休息したい場所には「杉」が適しているのだそうです。改めて自然の素材が私たちの心身に与える影響の大きさを、感じさせられました。
お店の内観

「衣食住」の始まりは「着る薬」。古来の知恵を身に纏う

皆さんは、「衣食住」という言葉の中で、なぜ「衣」が一番最初にくるのか考えたことはありますか?
 
店主は、麻の服や昔ながらの衣服の作り方、その構造を深く学んでいくうちに、その理由に気がついたと語ります。昔の日本において、衣服を縫うという行為は単なる作業ではなく、着る人の健康や安全を祈る「願掛け」そのものでした。身に纏うだけで邪気を払い、体を守ってくれる。衣服はまさに「着る薬」としての役割を担っていたのです。店主が麻や自然素材にこれほどまでにこだわるようになったのは、甥っ子さんとの関わりがきっかけでした。
 
甥っ子さんと一緒に、大人も自然と深く向き合えるような体験型のフリースクールへ通うようになったといいます。そこで出会ったベジタリアンの方々や、環境に関心の高い人々から影響を受け、ご自身が日常で使うものにも自然と気を配るようになったそうです。

陳列された商品
一切の化学繊維を使わず、自然のエネルギーをそのまま身に纏うことができる麻の衣。実際に身につけてみると、想像以上に心地よく、心身が良い方向へと変わっていくのを感じる方が多いと言います。
「麻の力もすごいけれど、それに影響を受けて変化していく人間の体も本当にすごいと感じます」と語る店主の言葉には、私たちが本来持っている生命力への深い信頼とリスペクトが込められていました。

自分の体を愛おしむ。布ナプキンが教えてくれる本来の力

お店を訪れたらぜひ手に取っていただきたいのが、丁寧に手作りされた「布ナプキン」です。
女性の婦人科系の悩みや不調のお話を聞く中で、店主は現代の使い捨てサニタリー用品が少なからず影響しているのではないかと気づいたそうです。便利な反面、化学繊維に囲まれた暮らしに慣れてしまった私たちは、知らず知らずのうちに体が本来持っている機能を弱めてしまっているのかもしれません。
亜麻のライナー

「改めて、昔の日本の考えはすごいなと感じている」という店主の言葉通り、麻の布ナプキンやショーツを取り入れることで、体に驚くような変化が現れるといいます。
たとえば、おねしょやお漏らし、不安から何度もトイレに行ってしまうといった悩みを持つ小さなお子様に、麻のこども用のパンツライナーをそっと当ててあげたところ、たった1日で落ち着いたという、嘘のような本当のお話もあるそうです。
 
また、初潮を迎える思春期の女の子たちにとっても、その変化は大きいです。生理が始まる頃から布ナプキンを使用することで、早い段階で生理周期が安定しやすくなるといいます。
 
さらに、自然な素材を使うことで括約筋が自然と使えるようになり、トイレで経血を出せるようになる人もいるそうです。生理が長引きやすい方が3日でスッキリと終わったり、おりものの悩みが落ち着いたりと、体が本来の正しい状態へと戻っていく感覚を得られると語ってくれました。
店主は「食と触は同じ」だと教えてくれました。布ナプキンをすんなりと受け入れる方の多くが、統計をとってみると幼少期に布おむつで育っていたという興味深いデータもあるそうです。3歳頃までの幼い時期に、どのような素材に触れて育つかが、健やかな体を育む上でとても大切なのです。
 
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「着る物を変えることは、私たちが元々持っている自然なからだに近づいていくこと」。
口に入れる「食」の安全にこだわるように、一番近くで肌に触れる「衣」を見直すことは、自分自身や大切な家族を愛おしみ、労わる第一歩になるはずです。
 
「詩おり」は、私たちが忘れかけていた「自然の一部としての自分」を取り戻すための、温かく優しい居場所です。
自然の恵みと、店主の祈りが込められた手仕事の温もりに触れに、ぜひ一度、松本・浅間温泉にあるお店へ足を運んでみませんか。きっと、身も心もふわりと軽くなるような、素敵な出逢いが待っているはずです。

 

□ 商品ラインナップ

・ミニナプキン
・麻のショーツ
・ふかふか吸収パット
・麻の大判タオル 他

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