信州産ソルガムのご紹介

2020.12.17

9月中旬、長野県須坂市にあるソルガム畑へ。

ソルガム(sorghum)とはアフリカ原産地のイネ科の穀物のことでタカキビやコーリャンとも呼ばれます。
日本には平安時代には伝来したといわれ、古くからお米や小麦の代用として親しまれてきました。

現在ではアレルゲンフリー・グルテンフリーであることから、バリアフリーフードのひとつとして注目されている食材です。

信州では各地の風土で育まれてきた粉物文化が根付いています。
定番である「そば」や「おやき」、そして「草もち」「にら・なすせんべい」「蒸しぱん」など、粉物をつかった郷土料理は家庭の数だけあると言っても過言ではありません。
季節の行事や手ごろなおやつとして各家庭で親しまれてきました。また、母から子へ、祖母から孫へと世代を越えて引き継がれています。

粉物といえば地粉や米粉を使ったレシピが一般的ですが、信州おおぞらみーるではどなたにでも安心して食べていただける粉物として、「ソルガム」に注目しています。
実際に、プロテインクッキーや玄米チップスに信州産ソルガム粉を贅沢に使っています。

今回、「信州産ソルガム普及促進協会・AKEBONO株式会社」、そしてソルガム農家さんのご厚意でソルガム栽培の様子を取材させていただきました。その様子をレポートします。
ソルガムの魅力を少しでも知っていただくきっかけになれば幸いです。

ソルガム畑
ソルガム畑

9月中旬、須坂市のソルガム畑へ。山に囲まれた自然豊かな場所で伸び伸び育っている様子が伺えました。


お話を伺うのは市川さん(左)と立野さん(右)です。市川さんの畑に立野さんがお手伝いにこられているとのこと。お二人はとても親しい間柄のようで良い雰囲気でした。


収穫の様子です。5月上旬に種まきをされ、その後大切に育ててこられたソルガムの実を収穫する瞬間は喜びに満ちています。ハサミでカットしていきます。


ソルガムの花束。神々しいです。


もともとこちらの畑ではケールを育てていました。
ケール栽培は体力的に限界だったところ、信州産ソルガム普及協会のサポートのもと今年初めてソルガムに挑戦されたという市川さん。背丈ほどあるソルガムは作業の際に腰への負担も少なく、今後も続けていけそうと笑顔でお話ししてくださいました。
周囲にはトウモロコシを育てていると思われ、「ソルガムだよ」と言っても理解してもらえなかったそうです。
県内でもソルガムという名称は定着されていないようですね。


信州ではお茶飲み会が定着しています。家庭の味を持ち寄り、お茶を飲みながら信州おやつやお惣菜をいただく楽しい時間です。
市川さんお手製のお漬物やお惣菜が並ぶなかで、自家栽培のソルガムをつかったソルガムごはんをご試食させてもらいました。
ソルガムの実をお米一合に10gほど入れて炊飯器で通常通り炊くだけとのこと。
「今ではソルガムの実が入っていないご飯は物足りなくてね」と市川さん。甘みと旨味が増して食べ応えがあり、とても美味しくいただきました。

皆さんが大切に育てているソルガムを使ったお菓子、好評いただいています。とお伝えすることができ、嬉しく思いました。
また、農家さんの顔がみえることで食材に対する感謝の気持ちがより一層強くなりました。

ソルガムの魅力をご紹介します(信州産ソルガム普及促進協会公式HPより)

1.アレルゲンフリー

食品表示法で定められている28品目のアレルゲン物質を含まない

2.グルテンフリー

小麦・大麦・ライ麦などの穀物に含まれるタンパク質の一種「グルテン」を含まないため、ダイエットや美容に効果的

3.GABAが豊富

リラックス、安眠効果、中性脂肪・コレステロールを抑える、血圧を下げる、肝臓・腎臓の働きを流す

4.ポリフェノールが豊富

抗酸化作用でアンチ・エイジングに効果的

5.整腸作用

食物繊維、オリゴ糖、デキストリンを含み、難消化性のため、腸内環境を多角的に整える作用がある

信州産ソルガム普及促進協会のHPには、ソルガムを使ったレシピが幅広く掲載されていますので、ソルガム料理の活用を後押ししてくれます。

夏ころから「旅する台所~結びや~」の智美さんのレシピも掲載されています。
シンプルな材料&行程でとてもつくりやすいものばかりです。シンプルであること=素材本来の美味しさが活かされるということ。
研究を重ねられたレシピであることが伺えます。ぜひご覧ください。

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