日本酒は、その時代時代における日本の文化や暮らしを投影しています。
日本酒がどのように誕生し、庶民の間に浸透していったのか。
日本酒にまつわる歴史を知ることで、日本酒に関わってきた人々に想いに寄り添ってみては。
古来、日本酒は神様にお供えする神聖なものとされてきました。「乾杯」には、神様の前で人々が心をひとつにする願いが込められています。
伝統を重んじる日本人、乾杯は日本酒を。
日本酒を知るには、歴史、そして基礎情報を知ることです。
日本土着の数強である神道(しんとう)において、神様にお供えする酒のこと。酒には霊力が宿るとされ、お供えを下げた後それを飲むことで神様のかごと恩恵を得られるとされています。
杯(さかずき)杯を交わし約束を固めることを「杯事(さかずきこと)」といいます。酒はもともとハレ(儀礼や祭りなど)の飲み物で、一つの杯を大勢でまわし飲むことで、互いの関係性を深めてきました。
屠蘇(とそ)屠蘇は、悪鬼払いに数種類の薬草入りの酒を飲むという、中国の風習に由来しています。平安時代に伝来し、日本では新年を祝い平安を願う風習として“お屠蘇”が用いられるようになりました。
三三九度(さんさんくど)結婚式で「契りの星」として買わされる三三九度には、天・地・人を意味する3つの杯を用います。三は陰陽思想(いんようしそう)でめでたい数字、九はめでたい事の頂点を意味します。
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